人気ブログランキング | 話題のタグを見る

まぐろ

ここは、海辺の町、ロスカボス。

今、泊まっている宿にはキッチンが付いているので新鮮な魚介を求めることとする。実際は、新鮮な魚介を食べたいのでキッチン付の宿を探した、と言うほうが正しいかもしれない。旅に出るまでは、魚さえあれば肉はいりません、というほどの魚好きだった。

ダイビングショップで(今晩のおかずの)情報を仕入れる。それによると、ここロスカボスは、町の中心にメルカド(市場)はないが、魚釣りから帰ってきた人たちが港で魚を売っているという。ここはフィッシングがとても盛んであり、カジキマグロが年間なんと4万匹も釣られているという。しかし当然ながら、釣った人たちだけで4万匹ものカジキマグロを食べれるわけがない。当然、消費者が必要となる。実に合理的だ。というわけで、午後4時ごろに船着場へ向かう。

辺りをうろうろしていると、「明日、釣りに行きたいのか?」とまず、声をかけられる。いえいえ、と事情を説明すると、すかさず、そばのクーラーボックスを開けて見せてきた。

で、でかい。ぼーん、と1本、赤身の切り身が。聞くと、カジキマグロだという(スペイン語だとマーリンという)。そんなにいらん、我々2人の晩御飯分を買いに来たのだ、もっと安く、と色々言っているうちに、結局150ペソ(約1,000円)で話がつく。渡されたマグロおおよそ、4キロ。宿に戻ると指に跡がついている。

とりあえず中身を確認。アラばかりをつかまされたらかなわん。しかし、カジキマグロはどうやら余っているらしい。出るわ出るわ、トロの山が。思わず、そのまま食ってしまった。

しかし、刺身は良かったが、いざとなるとマグロは調理が難しい。生で食べるとあんなにおいしいのに、加熱調理するとパサパサになるか脂っこくなってしまう。結局、悪戦苦闘しつつ、以下のものを食す。

・マグロの刺身
・マグロの素焼き醤油掛け
・マグロとアボカドのサラダ
・マグロパスタ
・マグロとブロッコリーのオリーブオイル炒め
・マグロの甘煮
・マグロカレー
・マグロラーメン
・マグロおにぎり

未だ、なくならない。。
by shingo20100620 | 2010-10-13 15:14 | メキシコ編