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クアトロシェネガスから、バス5本、30時間かけて、メキシコ南部オアハカに到着する。目的は「死者の日」だ。

メキシコでは、11月1日、2日の「死者の日」に死者が現世に戻ってくると考えられている。そこで、死者を迎えるため、家で、お墓で、道端で、広場で様々な催しが行われる。死者を迎えるといっても、ここはラテンなメキシコである。しょぼくれたものではなく、町を挙げてのお祭り騒ぎだ。メキシコ全土の習慣らしいが、特にオアハカが有名らしい。
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死者の日なので、メインはお墓。公園の観光案内所でお墓の場所を聞いてみる。その時、隣で同じ質問をしていたメキシコ人のGuillermo(ギジェルモと読む)と出会う。「一緒に行く?」と言われたので、これ幸いと付いて行く。スペイン語、万歳。

オアハカの街中にある墓地に着く。ここでは祭壇を作り、死者を迎えていた。とても、ポップで華やかな印象だった。
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夕方5時から、広場でメキシコ各地の踊りを見る。ギジェルモ君はものすごく積極的で、審査員席の隣の一番前の地面に座り込む。
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悪魔のダンスで悪魔と踊る嫁さん
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靴紐を結う悪魔
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夜10時から、タクシーで郊外のお墓に行く。当然、我々はギジェルモ君に付いていくだけ。タクシーの現地人価格に愕然とする。お墓周辺はこんな夜なのに、ディズニーランド状態。ものすごい数の人達がひしめいている。

お墓の周りを家族が取り囲んでいる。談笑している人、じっと静かにお墓を見つめている人、我々に話しかけてくる人、音楽を演奏している人、お墓の周りで遊び回る子供、寝ている人、様々である。
2日間、徹夜でお墓を囲むそうだ。とても良い慣習だと思った。星空と蝋燭の明かりのもと、お墓を取り囲んで家族が一堂に集う。本当に、死者が戻ってきそうな雰囲気だ。この日のために里帰りする息子もいるだろう。しみじみ思い出に浸ることもできれば、久しぶりの再会に馬鹿話をしたりもできる。
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こんなにお墓が賑わうなんて、メキシコ人はさぞやお墓参りに行くのかと思いきや、ギジェルモ君によると、死者の日だけだとか。。でも、この日しか死者が戻ってこないならメキシコ人にしてみれば、それでよいということか。
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by shingo20100620 | 2010-10-31 13:17 | メキシコ編
ここクアトロシェネガスは、メキシコ北部の小さな町。四方を山に囲まれているためか一年を通して雨がほとんど降らず、砂漠地帯となっている。一方、豊富な湧き水の影響で泉が点在しており、砂漠という割には緑も多い。クアトロシェネガスとはスペイン語で4つの沼という意味だ。

前日泊まった宿は、朝起きたらゴキブリがシーツの上で粉々になっているというあまりうれしくない状況であったが、よいこともあった。

宿のおっちゃんが町一番のレストランを教えてくれた。味、値段、人の3つが揃うことは世界どこでもあまりない。クアトロシェネガスにいる間、このレストランにしか行かなかったことからも相当なお気に入りである。

さらに、良いことは続く。このお店のおっちゃんと仲良くなり、「砂漠と泉へは行ったか?」「まだか。俺の友達のガイドを紹介してやろうか?」「じゃあ、電話するか?」ということで、10分後に、ガイドさん登場。いつもはゆっくりマイペースなメキシコなのにこの時だけはものすごく展開が早かった。値段交渉もあっさりとまとまり、いざ、砂漠へ。

最初に行った場所は、白い砂漠。
印象的だったのは、砂の冷たさと静けさ。ここの砂は石灰石でできているため粒子が恐ろしく細かい。そして、この砂が周りの音を吸収しているためか、辺り一帯音が無い。また、地下水が豊富なため砂が冷たい。
誰もいない。さんさんと降り注ぐ太陽。ひんやりとした砂。静寂。
とても不思議な場所だった。
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次は、ポサ・アスールという泉。ここは、湧き水の量がとても多いため、透明度はピカイチ。2億年以上も前に他の世界から隔絶されたため、別の形で進化した魚や亀がいることで有名らしい。そもそも、亀や魚をそれほどじっくり観察したことがないので、現物を見てもあまり違いは分からない。2億年経っても亀はやっぱり亀で、魚はやっぱり魚だった。
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最後は、泳げる泉。ここも充分きれいで魚がうようよいる。二人で浮く。
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余談。
最終日、お店のおっちゃんと最後の別れをする。紙の裏にいきなり何を書いたかと思いきや、携帯番号だった。トンチンカンな感じが、とてもうれしかった。
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by shingo20100620 | 2010-10-27 11:14 | メキシコ編
ツアーに参加するか、自転車を借りるか、原付を借りるか。

ここ、メキシコのクリールは、近郊に色々と見所があるという。自転車派の僕と原付派の嫁さんで話し合った結果、原付を借りることにする。

人生2度目の運転で緊張している僕をよそに、原付の運転に慣れているらしい嫁さんは喜んでいる。レストランで昼食を調達する。スペイン語でテイクアウトのことを「じぇばらー」という。その他、水、おやつを用意して、いざ出発。

まずは、嫁さんが運転。アンバランスな2人乗りに道行く人々が皆、振り返った。道にほとんど車は走っていないのだが、たまに、追い越していく車や対向車の人々から挨拶を受ける。

湖、奇岩、洞窟のような場所を巡る。なんというか、よく分からない場所を小さなバイクで走るのはとても気持ち良い。それに、とても安全でのどかな雰囲気が漂っている。いきなり強盗が出てきて、身ぐるみを剥がされるという心配もなさそうだ。

5時間ほど楽しんだ後、町に戻る。


原付の練習をする、僕
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こんな道①
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こんな道②
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こんな道③
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こんなところ①
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こんなところ②
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こんなところ③
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by shingo20100620 | 2010-10-24 10:55 | メキシコ編
チワワ鉄道に乗るために、ロスモチスにやってきた。

・・・が、我々が到着したのは火曜日の夜。チワワ鉄道の運行日は火曜日、金曜日、日曜日。為すことなく、3日間この町で足止めである。普通、メキシコの町は中心部にソカロ(広場)があり、イグレシア(教会)があり、パルケ(公園)があり、大きなメルカド(市場)がありと暇つぶしには事欠かないのだが、この町には人々がたむろする場所がない。しかも、7時頃にことごとくレストランが閉まる。嫁さん体調崩す。宿はゴキブリ天国(業務用の小さいやつ)。何が悪いわけでもないのだが、言い知れぬ疲労感だけが溜まって迎えた金曜日。ようやくチワワ鉄道に乗車する。

我々が乗る2等車は、朝7時発。まだ、夜明け前である。およそ、10時間30分の鉄道の旅。今日は途中駅のクリールというところまで行く。

今回の鉄道の旅、移動手段ではなく乗車自体を楽しむためにやってきた。しかし、2人揃って、まあ、良く寝た。今までずっとバスの移動だったが、鉄道の移動は格別だ。この心地よい揺れと音と低速運転の安定感が我々に一級の昼寝環境をもたらしたのだろう、と2人で分析する。しかし、昼寝中に目を開けると窓に広がる緑や渓谷の風景を存分に堪能できるというのは、本当に贅沢だ。

途中、ディビサデロという駅で15分ほど停車した。グランドキャニオンを凌ぐという銅峡谷が眼前に広がるものの、何となく拍子抜け。後日、同じ感覚を味わったというカップルとディスカッションをした結果、ところどころに生えている緑がいただけないという結論に到達する。やはり、いつかはグランドキャニオンを見てみたい。

快適で素晴らしい鉄道旅を終え、クリールの宿に着く。

まだ、夜明け前。
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一番後ろの車両から。
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途中の景色
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ディビサデロの駅
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銅峡谷
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by shingo20100620 | 2010-10-22 07:15 | メキシコ編
パン屋で会計をしているところで、軽い地震が起こる。
恐らく、震度2か3くらい。
日本だと一瞬、顔を上げて、また作業に戻るレベル。

メキシコでもみんな一瞬、止まる。そして、次の瞬間、全員外へ。
このときには、もう地震は収まっているのだが、とりあえず出る。

店の中に誰もいなくなったので、乗り遅れ気味に、外に出る。
みんな、興奮しつつ周りの人々と談笑している。

「うちの国では地震は珍しくないよ。」
「そうか、そうか。お前はどこから来たんだ。」「メキシコは好きか?」

こんな感じで始まる会話も悪くない。
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by shingo20100620 | 2010-10-21 11:29 | メキシコ編
ダイビングでアシカと戯れた後、そのまま無人島へ向かう。今夜はここで1泊。無人島といっても、スタッフが常駐していて食事も用意してくれるし、トイレ・シャワーもある。夜は、波の音を聞きながら、常設の立派なテント小屋のベッドで寝ることもできる。無人島に来て、この旅で一番快適な生活ができるとは思わなかった。

無人島はこんなところ。サボテンに荒野に青い海というのが、いかにもメキシコっぽい。
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我々が泊まったのはこんなところ。このビーチを独占状態。
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夕陽は今日もきれいである。
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食事は、昼も夜も、おいしい海鮮タコス。メキシコ人のイヴァンとアランにタコスに関するからかい言葉を教えてもらう。タコスは手巻き寿司のように自分で具材を乗せて作る場合もあるのだが、その時に、あまりたくさん乗せすぎるとからかわれるらしい。

Echa te un taquito!(君、でっかいタコス食べてるねぇー)

高校生の頃、大きな弁当箱を持ってきている人は「弁当でかっ!」と言われていたが、それと似たようなものか。この言葉、今後仲良くなったメキシコ人に浴びせてやろうと必死で覚える。
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by shingo20100620 | 2010-10-18 11:44 | メキシコ編
ここは、メキシコのラパス。

ラパスには、ダイバーに有名なアシカポイントがあるという。アシカに甘噛みされるために、はるばる日本から多くの人がやってくるらしい。ダイビングで、いわゆる大物ポイントに行くとき、普通は「見れるといいですね」とか「まあ、50%の確率で見れますよ」とか、そこに運というものが入ってくるのだが、ことアシカに関しては「ああ、アシカですねー。(腐るほど)いますよー」という。スタッフの人も、扱いがぞんざいである。

虎の子の「1日だけダイブ」をアシカポイントの日に敢行することにする。

ボートで港から1時間ちょっと、アシカコロニーに着く。確かに、いる。数百頭のアシカたちが。。各々、日光浴を楽しんだり、海に飛び込んだりしている。

海の中でアシカがやってくると、近くの小魚の群れが一気に乱れる。陸上ではちょっと動くのですら難儀な様子なのに、水中では一変、弾丸のような素早さでダイバーの間をすり抜けていく。それでも、5メートル程度しか潜らないようだ。また、30秒くらい経つと、息継ぎのために水面に戻る。それでもダイバーの顔も覚えているようで、お気に入りのダイバー相手だと、また戻ってくる。人間相手に遊んでくれるのは、アシカの子供だけ。大人のアシカはもう、人間の相手をしてくれない。というより、とても怖い。時々、威嚇のために吼える。でも、人間を襲うことはないという。

1本目ダイブ。まだ、コツが上手くつかめない。イントラさんがフィンを出してフィンを噛ませつつ、慣れてきたら手を出して甘噛みさせる。しかし、なかなかこちらには来てくれない。そもそも、子アシカといえども、立派な歯もあるし噛まれて大丈夫か、との不安もある。しかし、みんな噛まれているし、と手を出してみる。すると噛んできた!痛い。とても、うれしい。

アシカと戯れること30分。そろそろ、戻る時間。噛まれ足りないなぁ、と思いつつ振り返ると、アシカがいる。最後と思って手を出してみる。アシカがこれでもかというくらい噛んできた。恐らく、相手も、もしかしたら食えるんじゃね?という打算もあったと思われる。何にせよ、左手に血が出るほどの熱い甘噛みを頂いて、満足顔でボートに帰還する。
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僕の手であって欲しいのだが、残念ながら、僕ではない。
一緒に潜ったYUZOさんからいただきました。
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by shingo20100620 | 2010-10-17 16:31 | メキシコ編
ロスカボスとは違い、南国だけどリゾートというほど浮かれていない、海辺の町。治安もとっても良いらしい。メルカドのおっちゃん達も、心もち穏やかである。

泊まっている宿にとても贅沢な共同キッチンが付いている。「業務用のコンロまである♪」とはしゃぐ。最近、どうでも良いところで嬉しくなる。
というわけで、ロスカボスに続き自炊生活。我々も限られた条件の中で自炊生活を続けた結果、色々な能力が上がったが、中でも、嫁さんがお鍋でご飯を炊く技とホットケーキを作る技が神の領域に達してきたことには目を見張る。ただ、ホットケーキをこんなに食べるとは思わなかった。

この宿は、ダイビング目的で日本から直接来ているお客さんが多く、自炊しているのは我々だけ。何でこんなところまで来て自炊しているの、お金ないの?という目で見られる。いやいや、ごもっとも。昨晩、2人で虎の子の素うどんを食べていたのを目撃されたためか、同宿のおばちゃんが中華レストランのおかずを大量に持って帰ってきてくれた。これで、明日の朝、晩、いけると喜ぶ。

食事以外、取りたてて話題もなく、部屋でスペイン語、ギター、読書をしながら過ごす。
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by shingo20100620 | 2010-10-16 14:06 | メキシコ編
ここは、海辺の町、ロスカボス。

今、泊まっている宿にはキッチンが付いているので新鮮な魚介を求めることとする。実際は、新鮮な魚介を食べたいのでキッチン付の宿を探した、と言うほうが正しいかもしれない。旅に出るまでは、魚さえあれば肉はいりません、というほどの魚好きだった。

ダイビングショップで(今晩のおかずの)情報を仕入れる。それによると、ここロスカボスは、町の中心にメルカド(市場)はないが、魚釣りから帰ってきた人たちが港で魚を売っているという。ここはフィッシングがとても盛んであり、カジキマグロが年間なんと4万匹も釣られているという。しかし当然ながら、釣った人たちだけで4万匹ものカジキマグロを食べれるわけがない。当然、消費者が必要となる。実に合理的だ。というわけで、午後4時ごろに船着場へ向かう。

辺りをうろうろしていると、「明日、釣りに行きたいのか?」とまず、声をかけられる。いえいえ、と事情を説明すると、すかさず、そばのクーラーボックスを開けて見せてきた。

で、でかい。ぼーん、と1本、赤身の切り身が。聞くと、カジキマグロだという(スペイン語だとマーリンという)。そんなにいらん、我々2人の晩御飯分を買いに来たのだ、もっと安く、と色々言っているうちに、結局150ペソ(約1,000円)で話がつく。渡されたマグロおおよそ、4キロ。宿に戻ると指に跡がついている。

とりあえず中身を確認。アラばかりをつかまされたらかなわん。しかし、カジキマグロはどうやら余っているらしい。出るわ出るわ、トロの山が。思わず、そのまま食ってしまった。

しかし、刺身は良かったが、いざとなるとマグロは調理が難しい。生で食べるとあんなにおいしいのに、加熱調理するとパサパサになるか脂っこくなってしまう。結局、悪戦苦闘しつつ、以下のものを食す。

・マグロの刺身
・マグロの素焼き醤油掛け
・マグロとアボカドのサラダ
・マグロパスタ
・マグロとブロッコリーのオリーブオイル炒め
・マグロの甘煮
・マグロカレー
・マグロラーメン
・マグロおにぎり

未だ、なくならない。。
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by shingo20100620 | 2010-10-13 15:14 | メキシコ編
ここは、バハ・カリフォルニア半島最南端のロス・カボス。

「節約、節約」といいながら何かと贅沢をしてしまっているが、一応、旅の中での唯一の贅沢はダイビングということにしている。

というわけで、この旅、初ダイビング。

前回、潜ったのが1年半ほど前の石垣島なので、なかなかの久しぶり。一緒に潜るインストラクターは、60歳位だけど脱いだらすごかったイギリス人のおっちゃん。ダイビング中に英語を考えると酸素の減りが早くなるのでは、と不要な心配をする。(当たり前だが、水中で言語は関係ない。)

海は、透明度はそれほどでもなかったが、面白い地形(深度5メートルくらいから一気に1000メートルになる場所)や潮の流れがすごく速い場所など、初めての経験が多かった。また、潮目というのか、寒暖の潮がぶつかるところでは、もの凄い数の魚がいて、鱗がきらきらしていた。

そして、初アザラシ。ひたすら魚の食べかすらしきものを口から吐き出して魚をおびき寄せたり、思いっきり海老反りになって尾っぽで頭を掻いたりしたりして、遊んでいた。夜、ネットで調べると、子供アザラシは更にダイバーに寄ってきて甘噛みしてくるという。

次は、されたい。
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by shingo20100620 | 2010-10-10 08:05 | メキシコ編