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メルカドは相対取引であり、基本的に定価という概念はない。客はできるだけ安く買いたいと思い、店主はできるだけ高く売りたいと思う。テクニックと知識がなければ、相手の思うままである。

しかし、何となくコツがつかめない。アジアの国々では効果抜群だった「じゃあ、いいよ」作戦が通用しないのである。これは、価格交渉中に「じゃあ、いいよ」と去るふりをして後ろから止めてくれるのを待つという作戦でもなんでもない方法なのだが、グァテマラではこれが全く通用しない。こちらが「じゃあ、いいよ」と去りかけても「あっ、そう」と意にも介さない。余裕があるのか商売不熱心なのか、去るもの追わずという考えらしい。

一体、グァテマルテコはどうやって値切っているのか?学校の先生にアドバイスを求めたところ、先生曰く、気迫が重要とのこと。

コツは、相手が値段を言い終わるかどうか、というタイミングでこちらの要求する金額をかぶせること。声が大きいほうが勝ちという感じで、お互い金額を連呼して最後に負けた方が「Esta bien!」といって終わるのである。もちろん歩み寄って妥結する場合もある。

今まで足りなかったのは、グァテマルテコの持つ間合いだったことを知る。

ということで、部屋で二人、特訓を開始する。

店主役:「オーチョ(8)!!」
お客役:「セイス(6)!!」

店主役:「シンコ(5)!!」
お客役:「トレース(3)!!」

今後は、反射的に2ケツァール安い金額を言うことにしてみる。
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by shingo20100620 | 2010-08-22 15:36 | グァテマラ編
嫁さんと2人でパンを買った帰り道、急に5年間住んだ東京の街の商店街を歩いている感覚に陥る。

これはこれで、悪くない。
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by shingo20100620 | 2010-08-12 13:00 | グァテマラ編
また、風邪を引く。

宿ではすっかり病人キャラが定着した。ものすごく大きな身体なのに、ものすごく寒がりで、アラスカ用に購入したふかふかのフリースを毎日着用している。ここの緯度は沖縄より低い。同宿の人は毎日半袖で元気そうである。

実はバックパックの中に、大量の「鼻セレブ」を仕込ませている。巷ではリュック1つ、着の身着のままで世界を駆け回る人がいる中、このひ弱さは恥ずかしすぎる。

周りからは、「そんなので世界一周できるのか?」と心配がられる。

さすがの僕も、こんなのでは駄目だ、ということで肉体改造に着手する。

毎日、肉、ニンニク、唐辛子をひたすら食べる。日本では、どれも全くと言っていいほど食べてなかったので、180度の方針転換である。

ちょっと野生児らしくなった気がする。
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by shingo20100620 | 2010-08-11 13:35 | グァテマラ編
また、サルサの話題。

先生のステップが凄いのは当然であるが、サルサというダンスの随所にちりばめられている「エスコートの精神」の徹底ぶりに唸る。

手は当然、男が下側。強く握りすぎてはいけないが、手が抜けないようにしっかりと引っ掛ける。別のステップに移るときは、優しく的確に手の動きで伝える。くるりと回転するときも、男は手をひっくり返して、女性が楽に回転できるように仕向ける。

徹頭徹尾、女性をもてなすための仕掛けがちりばめられている。女性も色々大変なこともあるのだろうが、男はつらいよ、と言いたくなる。

練習中、ぶつぶつ「ウノ・ドス・トレス」といいながら先生と踊っていると、「ダンス中は優雅に」と言われる。男はどんなに頭の中が混乱していても、それを表に出してはいけないのだ。

基本的に、男が止まれば女性も止まる。しかし、女性が止まっても男が上手ければダンスは止まらない。女性は数回練習すれば相手の実力に応じてどこでも踊れるようになるらしいが、男は難しい。

先生とペアを組んでくるくる回っている嫁さんを見て「なんて、不公平な」と思っている僕には、まだ全然、エスコートの精神が根付いていない。
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by shingo20100620 | 2010-08-09 11:05 | グァテマラ編
スペイン語の授業で物語を読む。食べ物も水もたくさん与えられ、生死を決めるような重大な決断をしたことがないロバが主人公である。

ところでということで、これまでの人生の決断について語り合う。独身で年下の先生に対し、就職とか結婚とかの決断について、偉そうに、語る。

夜、同宿の人が、明日、眼前にそびえるアグア火山への登山を決行する、という。山賊怖いし、スペイン語の学校あるし、サルサレッスンあるし、と散々迷う。深夜になって、やっぱり行くことにして用意も済ませたものの、夜、興奮して眠れず。

翌朝、風邪を引いて、結果、不参加。

ここ1ヶ月で一番か、というほど見事に晴れ渡った青空のもと、学校へ向かう。
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by shingo20100620 | 2010-08-06 08:24 | グァテマラ編
サルサのステップのカウントは、

「1・2・3、5・6・7」

である。

スペイン語では、

「ウノ・ドス・トレス、シンコ・セイス・シエテ」

という。

寝言でもスペイン語をしゃべるようになっている僕(嫁さん談)であるが、だからといって、無意識で数を数えることができるレベルまでには、まだ、達していない。

特に「セイス・シエテ」あたりが、心許ない。少しでも気をそらすと、新たな言語でカウントを始めてしまう。それなら日本語で、という意見もあるが、「イチ、ニ、サン」というのは自分の中の何かが許さない。

いばらの道となるが、手足の動きでオーバーヒート寸前の脳の一部をスペイン語のカウントのために割いてみる。
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by shingo20100620 | 2010-08-05 07:44 | グァテマラ編
サルサを始めた。

まず、無料体験レッスンを受けてみる。グループで気楽だったためかノリノリで踊り、同宿の人(サルサ素人)から将来を有望視するコメントを頂く。

じゃあ、ちょっとやってみようか、ということで個人レッスンを申し込む。勇んで参加してみるものの、いざ本格的な練習となると、どうやら話は別らしい。

何回かレッスンをこなしてみるが、依然、「サルサ」というより「与作」である。自分に農耕民族の血が流れていることを自覚する。

鏡張りのスタジオなのだが、自分の姿を見ることができない。ダンスをするときに鏡で自分の動きをチェックするのは基本だとは思うが、現実があまりにも痛すぎる。先生のステップを見ながら踊り、できた気になる。

こんなレベルだが、何事も継続である。1年半前に始めたギターも今では、「身内には聞かせることができる」というレベルにまで達している、と思う。

頑張ろう。
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by shingo20100620 | 2010-08-04 07:16 | グァテマラ編