カテゴリ:自転車-ドイツ編( 2 )

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無限に思えた我々の旅もあと5ヶ月となった。

アフリカを旅している間、何かが自分の中で悶々としていた。それはもの凄く不安だったアフリカの旅が想像以上に楽チンだったからか、もしくは、長期旅に慣れ飽きてしまったからか。実際のところはよく分からない。日本に帰るまで我々は何をするのだろう。まだ行っていない場所に行き、時間がくれば日本に帰るのか。取りこぼしている場所が山のようにあるので、それらを1つ1つ潰していくことは、それはそれで魅力的だ。でも、何かが足りない。死ぬまで思い出に残るであろうこの2年半の旅の最後に何かがやりたい。でも何をすれば自分が満足するのか分からなかった。

ボランティア?登山?より危険な国々への旅?カウチサーフィン?帰国?嫁さんと色々話し合うもなかなか、しっくりくるものがなかった。

今までの旅の中で強く思い出に残っていることを考える。僕にとっては身体を使って体験したことがやっぱり1番楽しかった。スペインで300キロ歩いた後に大聖堂を見た時のこと、ヒマラヤの山に1ヶ月こもって歩き回り無事、麓の町まで帰ってきたときの食事のおいしかったこと、南米で雨の中を歩き続けてマチュピチュを見た時の気持ち。

また一方で、自分(と嫁さん)だけでやったことも思い出に強く残っている。南米ではテントの立て方も分からなかったが、キャンプ用品をレンタルしテントの立て方を習い、食料その他必要なものを手探りで用意し、それを全部背負ってトレッキングに出かけた。南部アフリカではマニュアル車にてこずりながらも地図を片手に8000キロを走り回ったこともドキドキではあったが楽しかった。

2年間旅した今だからこそ、自分にとって今が好機というべき何かがあるはずだ。今ならテントも張れる。キャンプで自炊もできる。知らない場所でも何とかして行くことができる。何より、「何とかなる」という自信が生まれた。

要するに何がしたいかというと。

自転車で旅がしたい。

自転車旅こそ、自分の頭と身体をフルに使った究極の旅ではなかろうか。移動にしても宿泊にしても食事にしても、全て自分達で決めることができる。だからこそ、自転車なら隣町に行くのでも冒険になる。

実は、自転車旅というのは既に心の中にはあった。旅をしていると多くの自転車旅行者に出会う。そんな時いつも、「凄いなぁ」と畏敬の念を抱くだけで、自分がそれに挑戦しようという気持ちとは厚い壁があった。自分が自転車で旅をしている姿が想像できないからである。自転車旅に必要なものも分からないし、自転車のメンテナンスの方法も分からない。どうやってルートを決めればいいか分からないし、どの位の水や食料が必要かも全然分からない。

それでも、ケニアのナイロビで1人のチャリダーさんと出会った時に、ビビっときた。自転車だ、と。今までは自分にとって夢の部類の話だったのが、久しぶりに自転車のことを考えて、自転車で旅をしている自分のことが想像できた。それにびっくりした。そして、想像できることは実現可能だ、ということも経験上、知っている。

というわけで、今までの装備と予定を全てかなぐり捨てて、自転車旅を始めることにしました。
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