カテゴリ:ボリビア編( 13 )

抜けるような空。
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朝5時起床のはずが、ガイドが疲れて起きれないという理由で、2時間繰り下がる。確かに、昨晩遅くまでパンクしたタイヤに手動のポンプで必死に空気を入れていたけど。。色々と突っ込みどころがあるが、ボリビアなのでよしておく。

パンクを恐れてか、同じ宿の別の2組とグループを組むことになった。これでランドクルーザー3台。パンクも怖くない。積荷も減らす。どうやら昨日のパンクは重量超過も原因の一つだったようだ。

朝、8時出発。車で国境を目指しつつ所々で車を停めて撮影大会、の繰り返し。中部座席の真ん中に座っていたため、初めは隣の人に外の風景を撮ってもらっていたが、段々面倒くさくなってきて、フロントガラス越しに撮影する。これはこれで楽しい。
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途中、こんな景色が待っている。そこかしこに集客力抜群の景色が広がっているのだが、辺境地帯のため、360度我々ジープ集団3台以外、誰もいない。人も住んでいない。地球には人のいない場所も結構ある。
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フラミンゴがたくさんいた。フラミンゴはアフリカのサバンナの池とかにいるイメージだったが、標高4000メートルを超えるこんな寒いところにわんさかいた。100羽に5羽くらいの割合で1本足立ちしていた。富士山もどきもたくさんあった。
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① ガイドのおっさんが、走りながらも不安そうな顔つきで窓からタイヤの状態をチェック。
② 車を停めて、右側後輪チェック。
③ 車内に緊張が走る。
④ 降りろ(Baja!!)

またもやパンク。人生全4回のパンクが全てボリビアで起きている。ガイドのおっさんも慣れて、10分くらいで直していた。
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パンクが直るまで散歩を楽しむ。
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国境越えツアーはトイレがほとんどない。しかも、もの凄く寒い上に、高山病予防のため水は多めに飲むため、必然的にトイレが近くなる。そんな時、男子は迷わず大地へ立ちション。開放的な場所でする立ちションがこんなに気持ちよいものとは思わなかった。

開放的すぎる。
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一体化してみる。
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by shingo20100620 | 2011-02-12 03:38 | ボリビア編
ボリビアのウユニから、チリのサンペドロ・デ・アタカマへ抜ける2泊3日のツアーに参加する。

ウユニ周辺は、ウユニ塩湖が唯一絶対で国境付近のその他の見所は単なるおまけのように考えていたが、入れ違いにサンペドロ・デ・アタカマから来た旅人さんに「絶対2泊3日のツアーにすべき」というアドバイスをいただく。5日後の早朝にサンティアゴからイースター島へ飛ぶのに、まだ1500キロ以上の陸路移動が残っている。1泊2日のコースもあるのに、のん気に3日間もふらふらして大丈夫か、と思う。見ず知らずのサンペドロ・デ・アタカマで翌日発のサンティアゴ行きのバスチケットを取れなかったら、イースター島に行けなくなってしまう。。

しかし、ここは賭けだ。旅は大体が1回きりなので、どうしても判断が強気になってしまう。

ツアー会社のくそばばあ、いや、おばちゃん、と値段交渉をする。しかし、絶対に今日出発しなければならない我々は、劣勢状態。というより、完全に足元を見られている。こちらは、先に申し込んでいた日本人の男の子と同じ値段にしてよ、という至極当然な要求をしているだけなのだが、容赦なし。挙げ句、初対面の彼を盾にとって「あなたたちが行かないなら、彼も参加できない」とか、日本人の弱点を突くような追い込みをかけてくる。くそぉ。。屈辱的な敗北を味わいつつも、ツアーには参加できることになった。忘れよう。。

参加者はチリ人男子2人、アルゼンチン人女子2人、日本人3人の7人チーム。このくらいの人数構成だと気兼ねなく話せる。

まず、向かった先は列車の墓場。
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次に3回目のウユニ塩湖。4日連続で拝む。
と思ったら目前で車パンク。2日前に同じ場所でパンクしている車両を見たが、運転手に「止まるな!」と心の中で叫んだ(実際止まらなかった)罰が来たのか。ウユニ塩湖を目前にお預けをくらう。
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今日のウユニは過去最高に晴れていた。やっぱり青空の下のウユニはよい。
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出発が遅かったため、昼食を取りすぐに出発。

今日はほとんど移動。暫くいったところで、不意にガイドのゼニがブレーキをかける。

「まさか」

本日2度目のパンク。ボリビアの道はとても悪い。すでに替えのタイヤはないので、今日はここで野宿かと思ったら、後続の車両がスペアタイヤを譲ってくれた。そう、ここら辺の車は100%トヨタのランドクルーザーなので、タイヤが全部一緒なのである。大量生産万歳。
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by shingo20100620 | 2011-02-11 02:16 | ボリビア編
昨日とは打って変わり、朝から快晴。

天気がよいうちに早く塩湖に行かねば、と焦るもガイドが来ない。普段なら南米時間もあまり気にならないが、今日だけは許せん。天気がいつ変わるか分からないのだ。

11時30分頃になって、ようやくガイドのジョニーが現れる。ウユニ大好き日本人チームは半ギレ状態。それでも、おだてた方が得だということで、ジョニーを頑張っておだてはやしつつ塩湖に向かう。

我々日本人、ここでは1にも2にもウユニ塩湖です。

塩湖到着。

そこは昨日とは全く違う場所だった。説明より写真の方が分かりやすいので、今回は文章をさぼります。
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by shingo20100620 | 2011-02-09 08:30 | ボリビア編
午後1時ごろ、予定より6時間遅れでウユニに到着。

この町に来た理由は、徹頭徹尾ウユニ塩湖の鏡面を見るため。嫁さんと協議した結果、数打ちゃ当たる方式で、滞在中毎日行くことにする。この日も到着早々人集め。すぐに8人集まりツアー会社でランドクルーザーをチャーターする。

あいにくの空模様だが、日頃の行いが問われるウユニ塩湖。何が起こるかはわからない。

午後4時、町を出発する。塩湖までは約40分。

何でもそうだが、最初のインパクトが一番印象に残る。一体、ウユニ塩湖を見て僕はどんな衝撃を受けるのだろう。自分が持っているウユニ塩湖に関する知識は、とりあえず真っ白、ということだけ。

今走っているこの不毛地帯のような場所から、どうやってそんな世界が現れるのだろう。
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天気の回復を祈りつつ、着きました、ウユニ塩湖。
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ただの湖。。。

そして、汚い。。確かに白いっちゃあ白いけど、泥にまみれていて、想像上の白一面の世界からは程遠い。
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うーん。かなりテンションが落ちるご対面でした。

そんなもんかい、ウユニ塩湖!!

しかし、この時は知らなかったが、当然、中に行くにしたがって塩は綺麗になっていくし、何よりも太陽の存在が一番大事。

この日も徐々に天候が回復してきた。

風が止まると、足元に鏡の世界が出現する。水平線が見えないのが不思議だ。写真をばしゃばしゃ撮り大満足で町に戻る。もう、これで十分じゃないか、ともちらりと思う。しかし、南米で行きたい場所No.1だった嫁さんは、まだまだこんなもんじゃ満足しない様子。何はともあれ、明日からは1泊2日の塩湖ツアーだ。
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by shingo20100620 | 2011-02-08 07:11 | ボリビア編
いよいよウユニ塩湖に向かう。

ラパス~ウユニ間は盗難も多いらしいので、我が家の家訓(移動は安全に!)に従い、ボリビアの最高級バスであるトドツーリスモ社を利用することにする(そうは言ってもバカ安。)

オフィスは超きれいだったが、トラブル続発。

パンク!!

川にはまる!!!
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結局10時間のところを17時間かけてウユニ到着。

ボリビアの移動、よく遅れるなぁ。。。
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by shingo20100620 | 2011-02-07 04:43 | ボリビア編
自明の理が1つある。それは、行きにデスロードを通るということは、帰りにもデスロードを通るということ。

もう2度と通りたくはない、と思っていたため少し憂鬱な気分になる。しかし実のところ、行きほどには恐れていない。理由は2つ。1つ目は、帰りは山側を通るため、我々が落ちるとしたらその前に谷側の車が落ちるだろうこと(とりあえず自分の命優先)。2つ目は、デスロードに差し掛かるのは真夜中なので、寝ている間に通過している可能性が高いこと(根本的な問題の解決にはなっていない)。

行きは最後列で座席の下が宙に浮いたが、今回は最前列。運転席の上にあるため、前方は180度ガラス張りの特等席。恐ろしさはあるものの途中の景色は素晴らしいため、ルレナバケ到着早々帰りのチケットを購入していたのである。

午前10時30分、ほぼ定刻でバスは出発する。ここから20時間の長旅が始まる。しかし、本気のデスロードはこのうち1~2時間程度の区間だけでなので、それ以外の道はリラックスできるし、とても美しい(ほとんどの道は未舗装だが)。昼食、夕食もそれぞれの休憩場所で済ませ、夜になる。次に目が覚めたら恐らくデスロードも通過してラパスに着いているだろう。最前列の席はとても広いし景色も楽しめたし今回の移動は楽に終わりそうだ、と思う。

うとうとし始めた夜中の12時過ぎ。いきなり車掌が客席にやってきて、大声で何かを言う。どうやら、豪雨によるがけ崩れで道路に土砂がたまっているらしい。そして、それを乗り越えるときに、車が傾いて谷に転落するといけないので、全員山側の席に体重をかけるように、とのこと。

まぢか。そんな古典的な方法で大丈夫なのか、と思う。

バスが「ぐぁん!」と山側に乗り上げ、大きく谷側に傾きながらも、なんとか土砂崩れ地帯を通り抜ける。ふと見ると、道路の右側が異常に暗い。一体、ここはどこだろう。しばらくして、カーブを右に曲がった。ライトが漆黒の闇に吸い込まれた。どうやらこのバスはデスロードに踏み込んだようだ。外は大雨。何も起こらなければ良いが。。

真夜中で交通量はあまり多くないが、それでも車同士のすれ違いはたまにある。行きのドライバーは弱腰太郎で困ったが、帰りのドライバーはどうか。昼間から思っていたが、このバス、道のど真ん中を走っている。そして、絶対後ろには引かない。

「!!」

今回のドライバー、とんでもなく強気だ。対向車といえば道路の端すれすれを走っている。相手には気の毒だが、これなら道を譲って崖に落ちる心配はなさそうだ、とほっと一安心。

しかし、次の瞬間背筋が凍る。1台の小型車がこともあろうか、我々のバスを追い抜かしてしまった。次の瞬間、怒り狂ったバスが火を噴くような勢いで加速を始めた。

「こいつ抜き返す気だ」

深夜の大雨のデスロードで、たった今抜かれた小型車を大型バスが抜き返す、ってどういうことですか。ぐんぐん加速していき、カーブで道が細くなる瞬間、ぎりぎり抜き返して事なきを得る。そして、もう2度とその小型車が我々を抜きにかかることはなかった。どうやら僕達はとんでもないドライバーを選んでしまったようだ。

そして、とんでもない席を。一番前の席なので視界良すぎ。ボロバスなので、前方のカーテンなんてついていない。見たくない恐ろしい光景が次々と目に飛び込んでくる。それでも必死に目をつぶり、うとうとしだした午前2時ごろ、急にエンジンが止まり静かになった。給油かトイレ休憩かと寝ぼけ頭で受け流していたが、そこからなんと7時間停車。

何と、デスロードが土砂に流されてました。
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やっぱり、この道危険すぎるわ。。我々のバスは道路遮断後2台目の到着。もし時間が少しずれていたら、とぞっとする。ものすごい濁流が流れ続けており、雨も止む気配がない。これは、1日がかりの長期戦だなぁ、と思う。しかし、数時間後にダンプカーがやってきて、一掃。予想よりはるかに早い開通にびっくりする。恐らくこういう事態には慣れているのだろう。

それならそれで、そもそもがけ崩れとかおきないように予め補強して欲しいんですけど。それよりもとりあえず、ガードレールくらい作った方がいいと思うんですけど。。

開通後、無意味に前のバスを抜き、我々のバスが先頭で濁流の土砂の中に突っ込む。

超強気。。

無事、通過。でもやっぱり、わざわざ先頭で通る必要ないと思う。

27時間の長い移動の末、ラパスに帰還。いやぁ、長かったと思ったけど、後日向かった旅人さんは48時間かかったとか。。。
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by shingo20100620 | 2011-02-05 03:25 | ボリビア編
今日のメインはピラニア釣り。

でも、案の定というかやっぱり、釣れず。

昼食を取って、ルレナバケに戻る。

町に戻ると、蚊がいなかった。蚊のいないこっち側の世界はとても自由だった。

さて、今回のアマゾンツアー、アナコンダ捕まえられなかったし、ピラニア釣れなかったし、カピパラも見れなかったけど、これは雨季で時期が悪いからと納得していた。仕方がない。ジミーもそう言っていたし。

そう思っていたら、先日、他の旅人さんの日記で、ほぼ同時期なのにアナコンダ捕まえて、ピラニア釣って、カピパラ拝んでいるではないですか。

おのれ、ジミー!!

でもまあ、アナコンダやピラニアより、ルイスだな、と思う。
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by shingo20100620 | 2011-02-04 01:39 | ボリビア編
今日のメインイベントはアナコンダの捕獲。

そもそも超危険なデスロードを通り、20時間超バスに乗ってまでここに来たかった一番の理由は、アナコンダを見たかったからだ。10年くらい前に放送された番組で、アナコンダを捕まえに行くという企画があった。もの凄く胡散臭い番組ではあったが、大蛇に巻きつかれる出演者の姿は僕の目に焼きつき、それ以来、アマゾンの奥地に潜むアナコンダに憧れるようになった。

午前10時、長靴を履いていざアナコンダの巣窟へ。ガイドのジミーが今日は短剣を携帯している。ちょっと緊張感が走る。ボートで走ること数十分、現場に到着する。
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なんとのどかな場所なことか。僕の記憶では、アナコンダは洞窟の中とか沼地の奥とかにいた気がするのだが、こんなところに果たして10メートルの大蛇がいるのだろうか。

大人の背丈くらいありそうな雑草を掻き分け、進んでいく。小さいルイスは大変そうだ。ここはガイドの腕の見せ所だろう。ジミーは我々を残してひとり草むらの中に入っていく。最初は彼を待っていたが、アナコンダに遭遇した瞬間のスリルを味わいたくて僕も草むらに入っていった。

しかし、そんな努力も空しくアナコンダは現れなかった。本当にこんなところにいるのか、という疑念を残して終了。真相は僕には分からない。

とぼとぼボートに戻りかけたところで、大蛇遭遇!!
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かと思ったら、ものすごくちっちゃな蛇だった。
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午後はアマゾン川で遊泳。ピラニアとワニがうようよいるこの川で安全な場所なんてあるものか、と思う。しかし、暑さとベタベタの蚊よけクリームを洗いたくて、川に飛び込む。樹木のエキスが濃厚な水で、半透明だけどこげ茶色をしている。舐めると、樹木臭い。それでも丁度良い温度でとても気持ちよかった。ここでもルイスと戯れる。

夕方は、今日も別のサンセットポイントへ行く。気持ちよくビールを飲んでいたが、ルイスがほっといてくれない。酔った身体で全力疾走の鬼ごっこ。これまでずっと3000メートルを超える高地にいて、しかもトレッキングとかで身体が鍛えられていたためか身体がとても軽い。欧米人の若者達がサッカーをしたり、ビール片手にサンセットを楽しんでいる隣で、我々日本人男子2人対ルイスの全力鬼ごっこが延々続く。ルイスの喜びようは尋常ではなく、ここでルイスのハートを奪ったことを確信する。
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夜、意を決して全身クリームを塗りたくってハンモックでゴロゴロする。心頭滅却すれば、蚊も寄り付かぬの心境である。夜のアマゾンは静かで気持ちよい。

とそこへ、いたずらジミーがニヤニヤしながら寄ってきた。「すぐそこにいるワニがお前のことを狙ってるよ」

「!!!」

よく見ると、岸近くの水辺に2つの光るものがじっとこちらを伺っている。全く動かない。背筋が凍った。

翌朝もまだ、いた。全くもって我慢強い。
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by shingo20100620 | 2011-02-03 12:41 | ボリビア編
命を掛け(とは言いすぎだが)、バスに20時間揺られ(でも800円)、やっと来たルレナバケ。アマゾンツアーはブラジルでもペルーでもあるが、ボリビアがダントツ安いらしい。アマゾンの大自然を見て、ワニを見て、アナコンダ捕まえて(運がよければ)、ピラニア釣って(運がよければ)、カピパラ拝んで(運がよければ)、2泊3日でお値段何と4000円強。わざわざ労力をかけて行くのもうなずける。

午前8時30分、前日に申し込んだツアー会社のオフィスに集合。我々日本人4人、アルゼンチン人の女の子、イタリア人母・息子の7人チーム。このイタリア人の男の子、名前をルイスといい、齢6歳。いきなり、ツアー会社の待合室で僕のペットボトルを間違えて取ったところを冷静に指摘してしまい、泣きそうになる。あー、下手だなぁ俺、と反省。最悪の第一印象。しかし、彼なしに今回のツアーは語れない。
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ジープで3時間移動。道の悪さはボリビアの十八番、砂塵にまみれ髪の毛がつやゼロのスーパーマットになる。
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ルイスとは初対面最悪だったため、もう近づいてこないだろうと思っていたが、車の中で日本語講座が始まる。自分の目に付くもの全てについてこれは何?と聞いてくる。僕の顎のにきびまで聞いてきた。そのすさまじい好奇心に下を巻く。こうやって言葉を覚えるんだろうなぁ。6歳にしてイタリア語、英語、スペイン語がペラペラなのもうなずける。2歳の時にインドに行きお母さんの知らないところでヒンドゥー語を喋っていたらしい。まあ、ルイスもさることながら、2歳のわが子をインドに連れて行くお母さんの方が凄いといえば凄いが。。

とてもクレバーなルイス。アキコちゃんと仲良くなって、色々とちょっかいを出すようになったところをお母さんに「女性は大事に扱いなさい」と窘められた時には「男女平等でしょ?」と軽く切り返していた。(直前にお母さんが我々に男女間の差別の問題について熱く語っていた)
皆で「どんな娘がタイプ?」といじろうとすると、急に大人ぶって「僕はまだ恋をしたことがない」と涼しい顔で返してくる。
お母さんが「ルーリー」と言っているときは、好き勝手やっているが、「ルイス!!」と言われると即座にお母さんの元に戻る。大人をよく観察しているなぁ、と思う。
僕の顔で遊ぶ。ルイスによると、僕の鼻のてっぺんがメキシコシティーで、口がニューヨーク、髭が日本、額がイタリア、髪の毛がボリビアらしい。耳の穴は汚い国(el pais susio)インドらしい。2歳児にとってもインドは汚い国だったらしい。そして、眼球は第3世界(el tercer pais)と名づけられた。もの凄い想像力に、一体どんな教育をしたらこんな子供に育つのか、と思う。そんな大人顔負けのルイスだが、飴玉の袋を開けられなくて僕のところに持ってくる姿などは、たまらなくかわいい。

それにしても、6歳児にとってのアマゾン川はどんなものだろう。ものすごい刺激だろうなぁ、と思う。将来、子供の夏休みに僕だけ日本に残り、嫁さんと子供で「アマゾン行って来い!」と言える気がする。

船着場に到着。ここからはボートでアマゾン川を遡る。ここら辺から本格的に蚊が出没し始める。全身クリーム、洋服はスプレーという完全防備体制でも蚊は寄ってくる。耳の裏とか塗り忘れがあると、容赦ない。耳なし芳一の世界だ。
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アルゼンチン人の女の子は特に凄い。蚊は黒い服に群がる傾向があるらしく、洋服は白が定番となっているが、この子は黒のパンツ。黒いパンツだけが原因ではないだろうが、冗談抜きで100匹の蚊が彼女のズボンに群がっていた。血の成分も違うのだろう。彼女が食事時に野菜を全く食べず、肉とポテトばかり食べていたのも原因の一つかもしれない。野菜を食おうと思う。

船は動物鑑賞を兼ねながらゆっくり進んでいく。猿や鳥やワニなどの珍しい生き物に遭遇すると、そこにボートごと突っ込んでいく。しかしこれが厄介だ。たいてい動物は川岸の茂みにいるのだが、ここもやっぱり蚊天国。本当に半端ない。数百匹の蚊が一斉に襲ってくる。一同大パニック。ニヤニヤするガイドのジミー。この状況を楽しんでいるとしか思えない。
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蚊の襲撃を受ける一同
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ニヤニヤジミー、ガイドとしての実力は未知数
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「あ、ワニがいる」とか口走るようなら、次の瞬間、ジミーアタックが待ち構えている。蚊の恐ろしさを実感した1日だった。

夕方はサンセットを見に近くのバーへボートで向かう。なんか。おしゃれ。酒飲むと蚊が寄ってくるため、一瞬迷ったが、夕陽の綺麗さに負けてビール購入。アマゾンで飲むビールもやっぱりうまい。
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夜は9時に就寝。本当はハンモックに揺られながら星空鑑賞といきたいところだったが、夕食後、直ちに蚊帳に飛び込む。蚊ごときが俺様の行動を制約するとは。。。いや、ほんと蚊、怖いっす。
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by shingo20100620 | 2011-02-02 09:57 | ボリビア編
アマゾン川ツアーに参加するためには避けて通れない道、デスロード。この道を通る20時間のバス移動を経てやっとツアーの拠点、ルレナバケにたどり着く。はずだ。。

地球の歩き方によると、デスロードと呼ばれるこのあたりの道は「年間約200人もの乗客が、谷底に転落し命を落としている。」らしい。本当か?しかし、「事故のほとんどは道が非常にぬかるむ雨季(11月~2月)に起こり、また、だいたいは大型バスやトラックなので、旅行会社の小さなバスで雨季を避けて行けば心配いらない。」となっている。

今日は1月30日、雨季真っ盛り。

我々の乗ったバス、50人乗りの普通の大型バス。。
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完全にアウトである。

しかし、「デスロードを通らない新しい道ができた」という出所不明の噂を耳にしていた我々は、まあ、大丈夫かと乗り込んだ。

すぐにこういう道が現れる。
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引き続いて絶望の瞬間が訪れる。こんな道で大型バスとご対面。
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ボリビアは右側通行なのに、何故かデスロードだけ左側通行という謎のルールがある。行きは左側がずっと崖なので、我々のバスは常に谷側。もちろん帰りは逆なのだがこの際、先のことはどうでもよろしい。
しかも我々の運転手はとても気弱で、対向車が来ると必ずにらみ合いに負けて後進を始める。僕は日本ではたいがい相手に道を譲る優良ドライバーだったが、ここはデスロード。この心優しいドライバーに殺意すら沸いてくる。デスロードで、大型バスで、谷側で、ぬかるんだ道を、誘導なしでバックってどういうことやい。

最後列に座っていた我々は「自分達の命は自分達で守るしかない。窓から後ろを見張り本当にやばい時は叫んで運転手に知らせよう。」と示し合わせる。しかし、僕とケンタ君は決して窓側の席に近づかなかった。想像力豊かな我々男子は、自分達が乗っているバスが落ちていく瞬間なんて見れたものではない。

案の定、気は弱くて道は相手に譲るくせに、ノールックの後進については驚くほどの度胸を見せる我がドライバーが、猛然と後進を始める。すぐに窓側にいたアキコちゃんが(楽しそうな)悲鳴を上げる。しかしバスは止まらない。そこから2-3メートルは進んだだろうか。気が付くと我々の座席は崖下200メートルの宙に浮いていた。どうやらバスの後輪はかなり前についているため、最後列の席は宙に浮いていても後輪はちゃんと地面についているようだ。(←ここら辺の検証について、僕はビビッて窓から外を見なかったので、アキコちゃんのレポートに基づいている。「あー、浮いてる~」という言葉が印象的だった。)

この恐怖は本物だ。まあ、楽しいっちゃあ楽しいが、それは今だから言えること。。今日のこのバス旅行に比べたら、昨日の自転車ツアーなんて安全お気楽なものだったなぁ、と思う。バスが谷に落ちかけた時の脱走経路まで妄想したのは、初めての経験だった。

デスロードを抜けた時には言い知れぬ疲労感に包まれていた。。
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by shingo20100620 | 2011-01-31 05:36 | ボリビア編