アマゾンツアー(1日目)

命を掛け(とは言いすぎだが)、バスに20時間揺られ(でも800円)、やっと来たルレナバケ。アマゾンツアーはブラジルでもペルーでもあるが、ボリビアがダントツ安いらしい。アマゾンの大自然を見て、ワニを見て、アナコンダ捕まえて(運がよければ)、ピラニア釣って(運がよければ)、カピパラ拝んで(運がよければ)、2泊3日でお値段何と4000円強。わざわざ労力をかけて行くのもうなずける。

午前8時30分、前日に申し込んだツアー会社のオフィスに集合。我々日本人4人、アルゼンチン人の女の子、イタリア人母・息子の7人チーム。このイタリア人の男の子、名前をルイスといい、齢6歳。いきなり、ツアー会社の待合室で僕のペットボトルを間違えて取ったところを冷静に指摘してしまい、泣きそうになる。あー、下手だなぁ俺、と反省。最悪の第一印象。しかし、彼なしに今回のツアーは語れない。
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ジープで3時間移動。道の悪さはボリビアの十八番、砂塵にまみれ髪の毛がつやゼロのスーパーマットになる。
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ルイスとは初対面最悪だったため、もう近づいてこないだろうと思っていたが、車の中で日本語講座が始まる。自分の目に付くもの全てについてこれは何?と聞いてくる。僕の顎のにきびまで聞いてきた。そのすさまじい好奇心に下を巻く。こうやって言葉を覚えるんだろうなぁ。6歳にしてイタリア語、英語、スペイン語がペラペラなのもうなずける。2歳の時にインドに行きお母さんの知らないところでヒンドゥー語を喋っていたらしい。まあ、ルイスもさることながら、2歳のわが子をインドに連れて行くお母さんの方が凄いといえば凄いが。。

とてもクレバーなルイス。アキコちゃんと仲良くなって、色々とちょっかいを出すようになったところをお母さんに「女性は大事に扱いなさい」と窘められた時には「男女平等でしょ?」と軽く切り返していた。(直前にお母さんが我々に男女間の差別の問題について熱く語っていた)
皆で「どんな娘がタイプ?」といじろうとすると、急に大人ぶって「僕はまだ恋をしたことがない」と涼しい顔で返してくる。
お母さんが「ルーリー」と言っているときは、好き勝手やっているが、「ルイス!!」と言われると即座にお母さんの元に戻る。大人をよく観察しているなぁ、と思う。
僕の顔で遊ぶ。ルイスによると、僕の鼻のてっぺんがメキシコシティーで、口がニューヨーク、髭が日本、額がイタリア、髪の毛がボリビアらしい。耳の穴は汚い国(el pais susio)インドらしい。2歳児にとってもインドは汚い国だったらしい。そして、眼球は第3世界(el tercer pais)と名づけられた。もの凄い想像力に、一体どんな教育をしたらこんな子供に育つのか、と思う。そんな大人顔負けのルイスだが、飴玉の袋を開けられなくて僕のところに持ってくる姿などは、たまらなくかわいい。

それにしても、6歳児にとってのアマゾン川はどんなものだろう。ものすごい刺激だろうなぁ、と思う。将来、子供の夏休みに僕だけ日本に残り、嫁さんと子供で「アマゾン行って来い!」と言える気がする。

船着場に到着。ここからはボートでアマゾン川を遡る。ここら辺から本格的に蚊が出没し始める。全身クリーム、洋服はスプレーという完全防備体制でも蚊は寄ってくる。耳の裏とか塗り忘れがあると、容赦ない。耳なし芳一の世界だ。
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アルゼンチン人の女の子は特に凄い。蚊は黒い服に群がる傾向があるらしく、洋服は白が定番となっているが、この子は黒のパンツ。黒いパンツだけが原因ではないだろうが、冗談抜きで100匹の蚊が彼女のズボンに群がっていた。血の成分も違うのだろう。彼女が食事時に野菜を全く食べず、肉とポテトばかり食べていたのも原因の一つかもしれない。野菜を食おうと思う。

船は動物鑑賞を兼ねながらゆっくり進んでいく。猿や鳥やワニなどの珍しい生き物に遭遇すると、そこにボートごと突っ込んでいく。しかしこれが厄介だ。たいてい動物は川岸の茂みにいるのだが、ここもやっぱり蚊天国。本当に半端ない。数百匹の蚊が一斉に襲ってくる。一同大パニック。ニヤニヤするガイドのジミー。この状況を楽しんでいるとしか思えない。
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蚊の襲撃を受ける一同
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ニヤニヤジミー、ガイドとしての実力は未知数
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「あ、ワニがいる」とか口走るようなら、次の瞬間、ジミーアタックが待ち構えている。蚊の恐ろしさを実感した1日だった。

夕方はサンセットを見に近くのバーへボートで向かう。なんか。おしゃれ。酒飲むと蚊が寄ってくるため、一瞬迷ったが、夕陽の綺麗さに負けてビール購入。アマゾンで飲むビールもやっぱりうまい。
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夜は9時に就寝。本当はハンモックに揺られながら星空鑑賞といきたいところだったが、夕食後、直ちに蚊帳に飛び込む。蚊ごときが俺様の行動を制約するとは。。。いや、ほんと蚊、怖いっす。
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by shingo20100620 | 2011-02-02 09:57 | ボリビア編