崖道を自転車で

ラパスで有名なツアーの1つ、デスロード自転車ツアーなるものに参加する。何という名前だ。スタート地点は標高4800メートルでそこから1200メートル地点まで3600メートルの高低差を一気に駆け下りる。上り坂はほぼ無し。ほとんど富士山の山頂から海岸までチャリで下るというものだ。世界はスケールがでかい。

自転車は性能によって値段が変わるらしく、僕は1番安いタイプ、嫁さんは下から2番目のタイプをチョイスする。いくらボリビアといえども、ブレーキくらいは効くだろう。

スタート地点に到着。標高4800メートルは自転車で行く場所ではないと思う。運動するからと軽装でいったが、そこは一面、銀世界。ものすごく寒い。出発前に自転車の説明を受ける。「左が前輪のブレーキで右が後輪で、止まるときは80%は後ろで、20%は前・・・」と人生初の運転レクチャーを受ける。何てことはないのだが、改めて説明されると飛行機の操縦方法かというほど難しく感じる。
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デスロードという名のとおり過去に多くの人が崖から落ちているらしく、道々に沢山の十字架があった。道幅もあり、まさか自転車運転中の落下はないだろうと思うのだが、この十字架の犠牲者は後ろから車やバスが来たときに端によけてそのまま落ちてしまったものだという説明を受ける。確かに草木に覆われて一見何かありそうにも見えるが、実際は200メートルの崖だったりする。とても怖い。それでも、銀世界からジャングルまでの景色の移り変わりはとても綺麗だった。
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ほとんどペダルをこがず、ひたすら5時間以上下り続けた。ブレーキのかけすぎで、手のひらの真ん中に痣ができた。昔、自転車で東京から秋田まで旅したとき、上り坂の苦労のあとの下り坂がとても嬉しかったのだが、このツアーはただただ下りのみ。贅沢すぎて、ずっと続く坂道をもったいなく感じてしまった。
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by shingo20100620 | 2011-01-28 08:36 | ボリビア編